家賃滞納のトラブル事例②-1
2023年10月19日
家賃滞納のトラブル事例②-1
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
以前、 家賃滞納のトラブル事例 に関する記事をご紹介させていただいた事がありましたが、今回のブログテーマは「家賃滞納のトラブル事例②」です。
最近は「賃貸保証会社」の存在があるため、家賃滞納に関する対応を弊社が実施すること自体がほとんど無くなりました。※弊社管理物件では基本的に賃貸保証契約を必須としています。
そんな訳で今回のお話しも、だいぶ昔の話になってしまいますが宜しければ見て行って下さい。
トラブル事例② ルームシェアの末路
これは、弊社が以前管理していたファミリー向け物件でのお話しです。
舞台は3DKの低層マンション。主要駅から少し離れた郊外の住宅地にその物件はありました。
小学校の目と鼻の先という立地のため、入居者のほとんどは小さなお子様のいるファミリー層です。
ある日、入居者募集をしていたその物件の空室に、入居申込が入りました。
申込人は20歳の男性。物件近所の大学に通う大学生でした。
(。´・ω・)ん? ファミリー向け物件に大学生?
不思議に思いましたが、同居人欄を見て納得。
同じ大学に通う1歳下の後輩とルームシェアを希望しているとの事。
この「ルームシェア」。
知らない人のために、ちょっと解説を。
お金のない大学生にとって毎月の家賃は正に大金であり、限りのある予算から考えても住めるのはせいぜい単身用の安い1ルームアパートになるのが普通です。
しかし複数の同居人を募り、皆で家賃を出し合えば、設備の整った高いグレードの賃貸にも住む事が可能になる、これが「ルームシェア」の仕組みです。
1人の予算が3万円ならば、普通は家賃3万円の1ルームアパート。
しかし3人集まれば、家賃9万円のマンションにも住める・・・
こんな具合です。
借りる側にとって大きなメリットを生む感じですね。
今回の物件は、2人入居で1人頭3万5千円ほど負担すれば住む事ができる家賃設定でした。
そんなルームシェア希望の申込ですが、正直、私は迷っていました。
ファミリー向け物件に学生2人だけの入居を許可していいのだろうか、と。
私が学生の頃は、友達の家に集まってバカ騒ぎ・・・なんて日常茶飯事(オイオイ)
彼らも、私のように周辺の入居者に迷惑を掛けないかな・・・
結局、長い間なかなか決まらない空室だった事もあり、入居の許可をしてしまったのですが、契約の際は
「ファミリー向け物件なんだから、友達の溜まり場みたいに使っちゃダメだぞ」と念を押しておきました。
尚、契約条件は下記の通りとなっています。
契約者: 20歳の大学生 (Aくん)
保証人: Aくんのお父様
同居人: 19歳の大学生 (Bくん)
家 賃: Aくんが一括で毎月支払い
・・・今思えば、この契約条件が失敗の始まりだったなんて、このときには知る由もありませんでした。
はい。今日のところはここまで。
次回は、「ルームシェアの解消」についてお話しさせていただこうかと思います。
エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
賃貸住宅の管理先をご検討のオーナー様はお気軽にご相談下さいね。
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