リノベーションのすゝめ①-2
2023年10月06日
リノベーションのすゝめ①-2
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
今回は、前回(リノベーションのすゝめ)の続きです。
→ 前回の記事 ←
前回ご紹介した「リノベーション」ですが、本日は実際にどういった工事を実施しているのだろうか、という実例をご紹介したいと思います。
※本記事にて掲載している工事の(費用)(効果)に対するコメントは私の個人的な意見です。ご了承下さい。
入居者のニーズに合わせた形状変更
賃貸含む住居全般は、その時代その時代に則した「流行り」とか「定番」みたいなものが存在します。
当然、住宅は、その時代の流行りや定番を取り入れた言わば「最新の」形状で建築されるのですが、築年が経過し時代も移り変わると、世の中では新しい「流行り」や「定番」へとアップデートが進んでいきます。
建築当時の「最新流行」は、時間と共に「時代遅れ」となっていく宿命なのです。
そこで、時代遅れの形状を最新の形状に工事しなおしてしまおう!というのが今回ご紹介しているリノベーションという手法です。
実例その❶ 和室 → 洋室
私個人としては、畳の匂いと直接床に座る間隔は非常に落ち着くので和室が好きです。
しかし、お部屋探しのお客様の生の声を聞いた感じでは、圧倒的に洋室が支持されているように思います。
一昔前は、(特に複数部屋があるような2LDKや3DKなどでは)必ず最低1部屋は和室があったものですが、生活様式が変わった現在は「居室全て洋室」なんてのも珍しくありません。
少し寂しさを覚えますが、現代の日本人のニーズはやはり和室より洋室なのでしょう。
そこで弊社では、既存賃貸の和室を洋室にリノベーションするご提案の機会が増えています。
(工事内容) 和室→洋室
(工事箇所) 畳・畳床撤去、床下地調整、洋室用床材貼り、天井・壁クロス洋室仕様に貼替
(工事費用) 少し高め
(工事効果) 効果が高い
実例その❷ DK → LDK
最近のお部屋探しのお客様は、昔よりも台所・食堂(DK)がより広い物件を求めている印象です。
合わせて、リビングが併設されている物件(LDK)の方が、ない物件(DK)よりも人気が高いと感じます。
例えば
■3DK物件よりも1部屋潰してでも2LDKにした方が、問い合わせが多い
■特大1R物件よりも、少し小さくなってでも居室とLDKを分ける(1LDK)方が、決まりやすい
こんな感じです。
そこで弊社では、LDK施工が可能な既存賃貸をLDKにするご提案の機会が増えています。
(工事内容) 例) 3DK→2LDK
(工事箇所) 仕切り壁・仕切り扉の撤去、仕切り床のフラット施工、床・天井・壁の貼替 など
(工事費用) 少し高め
(工事効果) 効果が かなり 高い
実例その❸ 押入 → クローゼット
昔ながらの戸フスマを開くと上下にお布団が入れられる「押入」。
とても便利な収納ですが、やはり「古臭さ」は否めません。そもそも、最近は押入に布団を入れてる人もいませんし。
また、上下の仕切りが高さを制限しているため、コートがそのまま掛けられないなどの不便な点もありました。
現在は、そんな押入よりも見た目もスッキリしていて、より収納として実用的な「クローゼット」タイプが人気となっています。
そこで弊社では、既存賃貸の押入をクローゼットにリノベーションするご提案の機会が増えています。
(工事内容) 押入→クローゼット
(工事箇所) 戸フスマ撤去、中仕切り撤去、内部を再造作、扉をクローゼット扉に交換
(工事費用) 普通
(工事効果) 効果が高い
実例その❹ バス・トイレ同室 → 別室
一時期、流行に乗って大量に世の中に出回ったバス・トイレ同室タイプ(所謂3点ユニットバス)
水廻りをコンパクトに出来るなどの実用性も相まって、特に単身物件では主流でしたが・・・
残念ながら、今ではお部屋探しの大きなマイナスポイント。ハッキリ言って足手まといです。
同室と別室とでは、同じ広さの物件でも家賃が何万円も違う・・・なんて事も。
それくらい、お部屋探しのほとんどのお客様は「バス・トイレ別室」を希望されています。
そこで弊社では、既存賃貸の同室タイプを別室にリノベーションするご提案の機会が増えています。
(工事箇所) バス・トイレ同室→別室
(工事箇所) 既存ユニット撤去、トイレ造成工事、新規ユニット設置
(工事費用) 非常に高額
(工事効果) 効果絶大
はい。今日のところはここまで。
次回は、「新しい機能を備えた設備への交換」についてお話しさせていただこうかと思います。
尚、今回ご紹介した実例は、写真付きでご紹介している特集記事が既に存在しています。
よろしければ、そちらも覗いてみて下さい。
→ リノベーション特集 ←
エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
賃貸住宅の管理先をご検討のオーナー様はお気軽にご相談下さいね。
→ お問い合わせ ←
→ 過去記事アーカイブ ←