コインパーキングの設備①-2
2023年09月29日
コインパーキングの設備①-2
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
ビルや住宅だけでなく、月極やコインパーキングなど駐車場管理も数多くお任せいただいております。
今回は、前回(コインパーキングの設備)の続きです。
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前回はコインパーキングの種類について解説しましたが、今回はそれぞれの種類の個人的な使用感についてお話しさせていただきます。
一般客としての目線、管理者としての目線でお伝えしていきますが、あくまで私個人の感想となりますので予めご了承下さい。
ゲート入場・駐車券発行方式
弊社はこの方式で運営している駐車場はありませんが、管理が1件あります。
そこで感じたゲート式に関する感想は以下の通りです。
ゲートのバー(ポール)の材質に苦慮
この方式のコインパーキングで発生する不正と言えば「精算せずゲートを上げて出庫」が挙げられます。
中には「そのままゲートに突っ込んでポールを破壊」していく輩もいたりします。
そこで、
壊れにくい頑丈なポールに変更してみると・・・
→ 絶対に折れないポールは無い上、壊された際の修理・交換費用がより高くつく
→ 頑丈すぎてポールに接触した車両を傷つけてしまう可能性が高くなる
車両の賠償は大変なので、それならばと
当たっても傷つかない柔らかい素材のポールに変更してみると・・・
→ 突破が簡単になり、不正が増加してしまった
・・・と、全てを解決する事ができません。
現状は、柔らかいポールで車両の保護を優先し、不正については防犯カメラや警告看板などで対策しています。
放置車両が発生しやすい!?
不良車両や盗難車の乗り捨てなど、駐車場で稀に発生する悪質な不正、「放置車両」
これは完全に私の経験に基づく感覚的な意見ですが、月極駐車場やロック板方式のコインパーキングよりもゲート式の方が車両の放置が発生しやすいように感じています。
どのタイプの駐車場でも条件は同じように思いますが、なぜかゲート式が多い。なぜ?
理由は全く分かりませんが、
■契約者が決まっている月極には、そもそも部外者が入場しづらい
■台数の少ないロック板式よりも台数が多いゲート式の方が目立たない
■駐車状況を個別で把握できるロック板式と違い、ゲート式の方が不正の発見が遅れる
といった所でしょうか?
放置された車両の処理は本当に大変なので、やめていただきたい!
駐車券は色々と大変!
紙製の磁気カードが主流である「駐車券」ですが、取扱いが何かと面倒な印象です。
意外と大きな出費
→1枚1枚は大した金額ではありませんが、なにぶん無くなるのが早い!
気づいたら結構なランニングコストになってたりします。
購入・補充が面倒
→無くなるのが早いのは出費面だけでなく手間の面にも影響があります。
こまめにゲートに補充が必要ですし、なくなる前に発注して・・・と在庫管理も大変
紛失トラブル多し
→駐車券を紛失するお客様がことのほか多いです。紛失時は「紛失料金」を設定して
いるのですが、5,000円~3万円とかなり高額なのでお客様は納得しません。
「30分程度しか停めてないのに詐欺だ!」・・・お気持ちは分かります。
しかし、駐車時間を明確に示す「証拠」がない以上、正規の料金の証明は不可能で
管理側も「紛失料金」以外の対応ができないのが実情です。
皆さん駐車券は失くさないように!紛失は「お客様の過失」ですよ。お忘れなく。
(ちなみに)
紛失料金で精算した場合でも、「領収証」は大事に取っておきましょう。
後々、紛失していた駐車券が見つかった場合、返金してもらえる可能性もあります。
また、商業施設併設で、「○○円以上お買い物をしたら○○時間無料」みたいな
パーキングの場合、買い物のレシートを提示すれば返金してもらえる所もあります。
駐車場の「領収証」と併せて買い物の「レシート」も取っておき、運営する商業施設
に連絡してみましょう。
はい。今日のところはここまで。
次回は(個別感知方式の使用感)についてお話しさせていただきます。
エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
月極やコインパーキング駐車場の管理先をご検討のオーナー様はお気軽にご相談下さいね。
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