ペット飼育について①-3
2023年07月15日
ペット飼育について①-3
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
今回は、前回(賃貸物件におけるペット飼育)の続きです。
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前回記事で「ペット飼育可の物件で飼育できるペット」をご紹介しましたが、近年人気の「あのペット」の名前がないとお気付きの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、近年になって飼育されるようになってきた「新型ペット」についてお話しさせていただこうかと思います。
フクロウ
「あれ?飼育できないペット❸に猛禽類が含まれているな。という事は、フクロウもダメなの?」
と、思われた方もいらっしゃるでしょう。
その愛らしい見た目から、最近はペットとしての人気も高まっているフクロウですが、残念ながら弊社管理物件で飼育OKにしている物件は現時点ではありません。
正直、私個人、フクロウが「危険」な動物だとは思っていませんが、それは適正な方法により飼育された個体に限った話になります。
あんな見た目でも、鋭い爪とクチバシを持つ肉食獣である事に変わりはないからです。
フクロウはペットとしての飼育の難易度が比較的高い動物とされています。実は玄人向けなんですね。
・完全肉食なのでエサとしてネズミやヒヨコなどの生肉を捌かなければならない
(これが無理な人が多いようです。「私、お魚も触れないのにぃ」みたいな人には向きません)
・生エサのため、保存の際は冷蔵庫に入れなければならない。ネズミを、です
(さすがに家庭用の冷蔵庫には入れるのは抵抗ありますよね・・・専用の冷蔵庫は必須になります)
・肉食という事でウ○チもメッチャくさい。すぐに処理しないと結構強烈
(慣れた人ならばどうって事はありませんが、個人的には犬猫よりキツく感じます)
・犬・猫ほど人には懐かない
(「触れて癒される」ペットを希望しているならば、あまりオススメ出来ません)
「可愛らしいから」と安易な気持ちで飼育を始めるとビックリされる事と思われます。
そんな理由で、豊富な飼育経験のある方がいれば検討しますが、基本的には不可としています。
ペット用ブタ
「あれ?最近よく聞くマイクロ豚とかミニブタの記載がないな。ペット用ブタもダメなの?」
と、思われた方もいらっしゃるでしょう。
その愛らしい見た目と犬猫と同じように人馴れする事から、最近はペットとしての人気も高まっているブタですが、残念ながら弊社管理物件で飼育OKにしている物件は現時点ではありません。
元サッカー選手で解説者、テレビ番組でお馴染みの前園さんもミニブタを飼ってらっしゃる事で有名ですが、そのブタちゃん、今現在の体重が何kgかご存知ですか?70kgだそうです。
・マイクロ豚と普通の豚、仔豚の段階では専門家でも見分けが付きにくい
・「ミニブタ」といっても大人になれば100kg近くになる
・ペット用ブタを扱う業者がまだまだ少数であり専門知識を有する業者も少ない
「マイクロ豚(成獣40kg未満)と聞いていたのに100kg近くまで成長した」
「ミニブタを購入したはずなのに、実際は食用豚(成獣200~300kg)だった」
こんなトラブルも結構あるみたいですね。
前園さんも仰っていますが、大きくて重い以外は手が掛からなくて良い子なのがブタちゃんの特徴なので、ペットとしては飼いやすい部類だと思います。
しかし、それを扱う販売元の市場としての成熟、また実際に飼育する飼い主の意識がまだ飼育ニーズに追いついていないように感じています。
(全ての飼育者が前園さんのような理解のあるかたとは限りません・・・)
そもそも、犬でも中・大型犬(15kg~)を禁止しているのに、40kgはさすがにムリ
そんな理由で基本的には不可としています。
今後は、フクロウもブタも飼育数の増加により法整備や市場整備が進んで犬や猫のような一般的な「ペット」としての地位を得るのでは?と思っております。
そのような状況になれば、弊社管理物件でも飼育可のペットとして追加するかも知れません。
※いまどき、まだそんな事を言ってるの?なんて思う方もいらっしゃるかも知れませんね。
しかし、犬猫に比べればまだまだ市民権を得ていないペットである事は事実です。
そういったペットをOKとするオーナー様はなかなか居ないもんですよ。
はい。今日のところはここまで。
次回は「ペット飼育に関するその他の条件」についてお話しさせていただこうかと思います。
エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
賃貸物件の管理先をご検討のオーナー様はお気軽にご相談下さいね。
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