賃貸マンションの騒音騒ぎ①-4
2023年06月22日
賃貸マンションの騒音騒ぎ①-4
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
今回は、前回(賃貸マンションの騒音騒ぎ)の続きです。
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単身向けマンションの入居者から入った騒音に対する苦情。
入居者への聞き取りでは原因が判明できなかったため秘密兵器の録音機を設置する事に。
(設置箇所: 4階B号室 および 3階F号室)
今回はその調査結果についてです。
■録音機を室内に設置(・・・と言ってもボイスレコーダーを部屋の真ん中に置くだけですが)
■丸1日録音後、録音機を回収
■事務所に持ち帰りデータを保存
■別の曜日に再び録音機の設置・回収・データ保存
■データの解析(・・・と言っても早送りでひたすら聞くだけですが)
音声データは、パソコンで再生すると昔のオーディオのように音量により棒グラフみたいなのが伸びる仕様になっており、視覚でも確認できるようになっています。
とは言え、長時間ものあいだ上下する棒グラフをジッと見つめて耳を澄ませている作業は、かなりの根気が必要。
ここだけの話、この作業がメチャメチャ大変で・・・正直、途中で気が滅入ってしまいます。
音の変動があった箇所のみを確認できる高度な機材もありますが、弊社の用意した安物では当然ムリ。
仕方ありません。貧乏な私は地道な作業で解析してやりますわ。
データ解析により判明した事
・音は2種類存在する
→ 「カンカンカン」と乾いた金属音、「ドーン」「ドスン」と重めの打撃音 この2種類が存在する事を確認
・音は規則的ではなく不規則に聞こえて来る
→ 音のする間隔に規則性はない。1・2時間しない事もあれば短い時間に連発する事もある
・音はほぼ24時間発生しているが、圧倒的に多い時間帯が存在する
→ 朝昼晩に関係なく音がしているが、18:00~24:00に頻度が一気に増す(ほぼ毎日)
・音の発生元が複数存在する
→ 4-Bと3-F、同時に聞こえた音でも音量の大小にバラつきがある(4-B大・3-F小の時もあればその逆も)
つまり、音の発生元が複数存在している(発生元が近い部屋は音が大きく、遠い部屋は音が小さい)
大小のパターンは限定されており、確認できたのは3通り。つまり発生元が少なくとも3ヶ所は存在している
なんでしょう。このモヤモヤ感は。
詳しく調べたのに、余計に訳が分からなくなりましたorz
2種類の音が3ヶ所以上の場所から24時間不定期に聞こえて来る・・・
これを「人為的な音」というには無理があります。人が壁や床を叩いているような類ではなさそうです。
ならば設備的な問題?
そこで、本物件の関係業者に色々とあたって見る事に。
・・・まさか、その事で事態が解決へ向かって急加速していく事になるとは、このときは思いもしていませんでした。
はい。今日のところはここまで。
次回は、「騒音の原因」についてお話しさせていただこうかと思います。
エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
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