宅配サービスのトラブル事例①-2
2023年04月15日
宅配サービスのトラブル事例①-2
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
今回は、前回(宅配サービスに関するトラブルのお話し)の続きです。
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弊社管理のとある単身向け賃貸マンションにて、昨今の宅配サービスの需要を受けて宅配ボックスを後付けで設置いたしました。(暗証番号を入力して出し入れするタイプ)
全30戸の物件でボックスは5個と多くはないですが、設置の際には多くの入居者様に喜ばれました。
設置してよかった。
しかし・・・
設置から半年ほど経った頃からこんな連絡をいただくようになりました。
トラブル事例② 宅配ボックス全部が常に使用中で利用できない
ムムム・・・
やはり5個では少なすぎたかな。しかしエントランスの大きさの関係でこれ以上は増設できないな。
などとブツブツ言いながら現地に確認に行くと、衝撃の事実が。
なんと全5個のうち4個は荷物が何も入っていないのに施錠(使用中)状態だったのです。
イタズラ・・・か?
私は慌ててカラのボックスをマスターキーで開錠しました。こんなくだらないイタズラしやがって・・・
それから毎日のように現地に赴き状況を確認。しかし行く度に全ボックスが使用中。そしてその多くが荷物なしのカラ・・・
許さん。許さんぞ。イタズラくん。
さてさて、イタズラくんをどうやって成敗しようか・・・などと思案中のある日、郵便物を弊社事務所に届けにきた局員さんが、ボソッとこんな事を教えてくれました。
「御社が管理のマンションの宅配ボックス、荷物ないのに鍵が掛かってたりしてますよね。あれ、悪い宅配業者がやってるケースがあるみたいですよ」
え?
・・・そんな事あるんですね。勉強になりました。
要するに宅配業者が自分(自社)専用のボックスとしてキープするためにやるらしいです。
配達先が留守でも宅配ボックスがあれば再配達なしで業務を完了できる。
その宅配ボックスが満杯では結局、再配達しなければならないからカラ施錠して空き区画をキープしておく。
許さん。許さんぞ。悪質業者くん。
弊社の対応
早速、下記の対応を実施しました。
1)防犯カメラを宅配ボックスに向ける
2)「宅配業者様へ。ボックス確保のためのカラ施錠厳禁。防犯カメラ作動中」の貼り紙
今回の事例の結末
上記対応の翌日から、カラ施錠は一切なくなりました。おそるべし防犯カメラ、そして警告文
以降は入居者みなさんがご利用できているようです。
めでたし・めでたし
ちなみに
「30戸のマンションでも5個くらいでいいんじゃない?」
と、なかば適当に設定したボックス数でしたが、これが絶妙な数だったようです。
荷物の取り忘れや放置を確認するために定期的に現地へチェックに行っているのですが、その際に使用中になっているボックスは大体0~3個。ボックス全部が満杯になる事は数えるほどしかありません。
(30戸はほぼ満室状態。単純に全戸数の20%弱程度の設置戸数で足りる目安になるかな?)
(エリア、戸数、世帯構成などによって使用頻度が変わる可能性もあるのでご注意を)
設置予定のオーナー様のご参考になれば幸いです。
はい。今日のところはここまで。
いつもより長文になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。
次はまた違った話題についての記事にする予定です。
エリアは狭いですが、弊社でも厚木市・海老名市・伊勢原市近辺であれば管理が可能です。
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