賃貸ビルのとあるトラブル①-2
2023年04月11日
賃貸ビルのとあるトラブル①-2
社長の小宮です。
弊社では賃貸物件の管理を主に取り扱っています。
今回は、前回(テナントビルで起きたとあるトラブル)の続きです。
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まずは前回記事の答えから。
「最近、壁の中で何かが走り回っている」
そう。その正体はネズミです。間違いありません。
早速、調査のため現地に向かいました。
正直なところ、当初は彼らの走り回っている音でも聞ければいいかな、程度に考えておりました。
彼らは基本、夜行性で且つ臆病な住人なので人前には滅多に現れないと踏んでいたからです。
しかし 私の思い込みは、ビルに着いてすぐにアッサリと覆されました。
現地に到着すると、ビルのゴミ集積所あたりから「ゴソゴソ」と物音が。
近付いてみるとゴミ袋の間からヒョッコリと顔を上げてこちらを見上げる彼。
デ、デカい!思ってたんと違う!ウサギぐらいないか?
狼狽える私を横目に、ウサギ似の彼は口をモゴモゴと動かしながら悠然と歩きだすと、パックリ空いた隙間からビルの中へと消えていきました。
ついでに列を為すように何匹か入っていったのも目撃しました・・・マジか。
テナントさんに話を伺うと、日に日に数が増えているような気がするとの事・・・マジか。
取り壊し工事中の古ビルを根城にしていたのか、その周辺ビルにお住まいだったのかは分かりません。
が、彼らが大きな工事の音にビックリして集団でお引越しをしてきたのは確かでした。
そう、集団で(ブルブル)
お電話をいただいたテナントさんにとって、その業種柄、不潔なイメージの彼らの存在はまさに天敵です。
一刻も早くなんとかしなければ・・・
まず、弊社は提携の内装業者を呼び、作戦会議を開きました。
殺鼠剤をばら撒いて根絶やしにしよう → 壁内に腐乱死体が残るのはマズいよ → 却下
バルサンみたいな煙剤でいぶりだそう → テナントさんの業種柄、それはNG → 却下
罠を張り巡らせて1匹1匹捕まえよう → 日に日に数が増えてるからキリがない → 保留
ならばまずはこれ以上の侵入を防ごう → 侵入口となる箇所を徹底的に塞ごう → 採用!
その日から、我々人間と彼らによる壮絶な戦いが始まったのです。 つづく
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